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はじまらない物語

はじまらない物語

ねがお

新たな朝は夢の始まり

あなたと過ごす束の間の夢

寝ぼけた顔も見せられないの

なんて君は思わない

 

あああられもない君の寝顔

こんな所でなく僕にだけみせて

 

秘めているから時の行くまま

膨らむばかり広がるばかり

高まる胸も悟らせたいの

なんて君は思わない

 

あああられもあない君の寝顔

駅に着く度に君は目を覚ます

 

冬の電車の過ぎた暖房

程良く揺れる程良いノイズ

子守歌なら僕に任せて

なんて君に伝えたい

 

あああられもない君の寝顔

あまりさらさずに僕にだけ見せて

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